痛みに対する治療|大阪市西区新町のふじわら整形外科|トリガーポイント注射 関節注射 薬物療法 理学療法

大阪市西区新町2丁目15-22
TEL:06-6586-6410

痛みに対する治療

痛みに対する治療とは

当院では、痛みの原因となる疾患を的確に診断して治療方針を立てます。
病態に応じて薬物療法(漢方を含む)、注射治療、(神経ブロック、関節注射、トリガーポイント注射、静脈注射)、理学療法を総合的に行います。
今まで、どうしても痛みが解消されなかったという方は、一度ご相談ください

長く存続する痛みは悪循環を形成する

「痛み」は、体に生じた異常を知らせる警告反応としての大切な役割を担っていますが、痛みの原因が明らかになった後でも痛みが続くようであれば、その警告反応というのはやがて有害な存在へと変化していきます。

痛みが長く続いていくと、自律神経のバランスが崩れ、交感神経の緊張が強くなり、随所で血液の循環が悪くなります。その結果、新たな発痛物質(痛みを引き起こす化学物質)がたくさん溜まるようになり、より強い痛みや新しい痛みが生じてきて、ここにいわゆる“痛みの悪循環”が形成されてしまいます。
このような状態になった、あるいはそのようになりそうという場合は、身体的・精神的な苦痛を緩和することが優先されます。

痛みに対する主な治療法

トリガーポイント注射

トリガーポイント注射とは、肩や背中、腰などのトリガーポイント(押すと痛みが広がる、しこりのようになっている部分)に局所麻酔剤などを注射する治療法です。
トリガーポイントは、その周辺や、少し離れた場所に関連痛(放散する痛み)を発生させることがあります。これらの痛みは、同注射を行うことで、痛みを除去する効果が期待できます。肩こりや腰痛で辛い思いをなさっている方は、トリガーポイント注射を考えてみてはいかがでしょうか。
なお、この注射では細い針を使用しますので強い痛みを感じることはありません。

関節注射

関節注射とは注射を介して関節内に薬を注入します。
注入薬には、ヒアルロン酸ナトリウムと局所麻酔薬、ステロイド剤があります。

ヒアルロン酸ナトリウムは、関節液などに含まれる成分が含まれている液状の薬剤です。変形性膝関節症や肩関節周囲炎(五十肩)の患者さんによく用いられ、膝関節や肩関節に注入します。
これにより、関節の動きが滑らかになることで可動領域が広がったり、関節軟骨が修復されていくことが確認されています。一般的には週1回を5週間ほど続けて、それ以降は間隔を2週間以上開けて行います。

ステロイド剤は、抗炎症作用が強力で内服薬では改善しない場合などに用いられます。腱鞘炎などに高い効果がみられます。変形性関節症の患者さんで痛みや炎症が強いときに使用しますが、副作用として関節軟骨や腱を弱くするといったことがあるので注意深い投与が必要です。当院では症状に応じて適切な注射藥を選択して、適切な間隔で行います。

神経ブロック注射

炎症を起こしたとされる神経の近くに抗炎症薬を直接注入することで痛みを抑える治療法です。
神経ブロック注射は、必要な部位だけに直接的に効果を及ぼすので、全身的な作用が少ないのが特徴です。しかも、激しい痛みの多くは神経の強い炎症によって生じているので、直接注入する神経ブロック注射は、消炎鎮痛薬の内服や静脈注射と比べても効果が高いと言われています。
ブロック注射と聞いて、どのような針による注射かご心配な方もおられると思いますが、細い針がわずかにチクッとするくらいですので、ご安心ください。

薬物療法

最も一般的な方法と言われるのが薬物療法です。局所に効いて、消炎・鎮痛効果がみられる消炎鎮痛薬やステロイド剤(内服薬)、さらに自己が持つとされる「自然治癒力」を高め、体の状態を整える効果が期待できる漢方薬の処方なども当院では行っております。
このほか、筋弛緩薬、神経障害性疼痛緩和藥、オピオイド(非麻薬)、ビタミン剤、抗うつ薬や抗不安薬なども、病態や症状に応じて適宜組み合わせたりしながら投与し、痛みを和らげていきます。

理学療法

理学療法とは、身体に障害がある方に基本的動作能力の回復を図るべく、歩行練習や筋力トレーニングを行う運動療法、さらに物理療法という物理的な力(温熱療法や電気刺激など)を加えることで行う治療法のことを総称して言います。
痛みが強い時は、身体を動かしたくない思う方も多くいるかと思いますが、さらに動かさないでいると関節が硬くなったり、筋肉が痩せるということがあります。運動療法でストレッチなどを行うことで、筋肉の緊張をほぐして血流を改善させ、痛みの原因となる物質を取り除くことに努めます。

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